2015_09
29
(Tue)20:39

それでも一人は一人

定期検査のため病院へいく。
昨日から気が重かったが、
一歩敷地に足を踏み入れると気持ちが変わる。
ここにいる人のほとんどが、
自分や家族の健康に関する問題を抱えていると思うと
肩にのしかかっていたものが少し軽くなる。
今日の外来予定患者数もすごいことになっている。
その大勢の仲間の中に分け入っていく。
座り心地の悪い椅子に腰を下ろして本をひろげる。
字面を追うだけで中身は残らないが、
長い長い時間をつぶすことができればそれでいい。

やっと呼ばれて診察室に入る。
若い医師はちらっとこちらを見て愛想よく挨拶する。
あとは目はモニター画面にくぎづけ、
両手はキーボード上に置いたまま猛スピードタイピング。
「次はまた5ヶ月後くらいでいいですよ、えっと」とカレンダーを見上げ、
「2月29日はいかがですか」お食事の予約のような明るい声で言う。

来年はうるう年だったのね、と私はあまり関係ないことを思う。
ほっとしたせいかもしれない。
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