2013_12
21
(Sat)18:45

「双頭の船」

池澤夏樹さんの作品。
震災後の日本を舞台にした小説。
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「犬をいじめる人を撃ってもいいかな?」
「いいと思うよ」
「あの犬たちひどい目に遭っている。
 だから誰もあの子たちをいじめちゃいけないんだ、ぜったいに」
「そんな奴がいたら貸してあげる。でも脚しか撃っちゃダメだよ。
 人に悪いことをさせるのはいつも脚だから」
                   池澤夏樹「双頭の船」より

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2013_12
18
(Wed)08:37

「アフターダーク」

ノーベル文学賞候補のニュースを聞いてという
野次馬的理由で読んだ村上春樹さんの本、
これが意外に、おっとそりゃ失礼だね、
当然のことながら興味をひかれた。
それで今回は「アフターダーク」
記録したい言葉
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人間の記憶ゆうのはほんまにけったいなもので、役にも立たんような、
しょうもないことを、引き出しにいっぱい詰め込んでいるものなんよ。
・・・(略)それで思うんやけどね、人間ゆうのは、記憶を燃料にして
生きていくものなんやないのかな。その記憶が現実的に大事なものか
どうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい。
・・・(略)大事なことやらしょうもないことやら、いろんな記憶を
時に応じてぽちぽちと引き出していけるから、こんな悪夢みたいな
生活を続けていても、それなりに生き続けていけるんよ。
                      村上春樹「アフターダーク」より
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2013_12
16
(Mon)16:40

小さな家具

もう家具は増やさないと決めていたから、
さんざん迷ったけれどやはり買った。
ちょっとしたものを飾る棚。
並べたかった物は頂いた品々。
家族や友人からのプレゼントだ。
眺めれば幸せな気持ちになれるだろうと思ったら、
そのとおりだった。
今年最後の大きな出費だったけれど大満足。
2013_12
01
(Sun)16:33

「月と雷」

”不意の出会いはありうべき未来を変えてしまうのか”という
帯の惹句に導かれるようにして手にした角田光代さんの作品。
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はじまったらあとはどんなふうにしてもそこを切り抜けなきゃなんないってこと、
そしてね、あんた、どんなふうにしたって切り抜けられるものなんだよ、
なんとでもなるもんなんだよ。
                       角田光代「月と雷」より
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なんかじわーっとしみてくるなあ。